SnowMan宮舘涼太くんに心奪われた話
contents
・宮舘くんに初めて救われた日
・宮舘涼太=とってもかわいい
・宮舘くんを苦しめる神なんてぶん殴りたい
・何があっても宮舘涼太
・宮舘くんに初めて救われた日
Snow Manの宮舘涼太くんを好きになったきっかけは、あの上手すぎるダンスでもハロプロのように絶妙なしゃっくりをする麗しの歌声でも端正でかっこいいお顔立ちでもお身体の半分ほどある長い御御足でもなく、宮舘くんがご自宅でフレンチトーストをお作りになっているyoutube動画だった。
その時私は好きなアイドルが珍しく1週間もブログを更新していないことに不安を覚え、どこで何をしていても何も手につかず、仕事もプライベートもいまいちうまくいかなくて落ち込んでいた。仕事もプライベートもうまくいかなくても好きなアイドルが笑っていてくれさえすれば心はなんとか助かっていたのに、そのときはそのアイドルのことも心配で、どこにどう頼っていいのかわからなくて困り果てていた。
10年来の友人がすっかりSnow Manの阿部亮平くんにハマって久しかったが、私は見せてもらったMVなどで
「この宮舘さんという人、お身体つきがセクシーでいいな……」
と思っていただけで、特に彼らの活動を掘り下げてはいなかった。たまに流れてくるものを見ては、宮舘さんの、いい意味でジャニーズ然としていない美しいお身体つきとダンスを拝見する。こうして書くとシンプルな下心だったのだと気付く。中学生男子みたいな自己を反省しつつも、つい宮舘さんを目で追ってしまうことはやめられなかった。
そうして、落ち込んでいる私に阿部くん担の友人が宮舘くんのフレンチトーストの動画を送ってきた。これかわいいよ、元気でるよ。と。
甘ったれた絶望感の中それを再生すると、精悍なお顔付きの宮舘くんが、甘くてセクシーな声で丁寧に説明をしながら、鮮やかな手つきでフレンチトーストを作っていた。
私が何度やってもできない卵の片手割りも綺麗にこなし、私がそのまま丸かじりする以外方法を知らないイチゴの粒を丁寧に包丁で捌いてハートと薔薇の形にした。こうして説明するとなんということはないのだけれど、いやおそらく実際の動画を見てもなんとも思わない人には本当になんでもない動画なのかも知れないのだけれど、こんなに可愛らしいものしか映っていない動画もそうないのではないかと思って私はひどく癒されたのだった。
きっと宮舘くんは、ダンスが上手くお身体付きがお美しいというだけでなく、心優しくファン思いなアイドルなんだろうな、と思った。これが私が宮舘くんの存在に救われた最初の記憶である。
・宮舘涼太=とってもかわいい
それからというものの、私の脳には
【宮舘涼太=とってもかわいい】
という図式がくっきりと油性ペンで書かれてしまったようで、他のアイドルを目的に買っている雑誌でもパラパラとめくって宮舘くんを見つけてしまうとそのページを切り取って大切に保管するしか選択肢がなくなってしまった。
元々のお顔の好みで言うと私はどちらかと言うとタレ目が好きで、黒髪よりも金髪や派手髪の方が好きで、笑顔のかわいいキュート系なアイドルを好きだったため、宮舘くんのようなクールで凛としたお顔立ちに初めから惹かれていたわけではなかった。
だけれどもう脳には
【宮舘涼太=とってもかわいい】
の図式が書かれてしまっているので、もう宮舘くんがどこで何をしている写真でもかわいい。照明や衣装の関係で正直盛れてない時だってもちろんあるけれど、なぜかとってもかわいいとしか脳が認識しない。youtube動画などでも決してよく喋る方ではなく、全員で映っている時なんかはカメラから見切れてしまっている時でさえ珍しくないけれど、お身体がカメラ外に出てしまってギリギリ映っている尖ったお靴の爪先さえも【とってもかわいい】としか思えないのだった。(いつも少しヒールがついて先の尖っている高そうなお靴を履いているのがまたたまらなく愛おしい)
宮舘くんは、そこに存在をしているという事実だけでかわいい。なので、いわゆる「生きてるだけでファンサ」状態なのである。私はその感じで、じわじわと宮舘くんのあのなんとも言えない佇まいの虜になっていった。
・宮舘くんを苦しめる神なんてぶん殴りたい
そんな最中、宮舘くん及びSnow Manさんを不運が襲った。
年末の大型番組の数々を控えた時期の、宮舘くんの新型コロナ感染だった。
そのニュースを見た時私はまさに阿部くん担の友達とテレビで生放送の歌番組を見ようと街を闊歩していたところで、そのニュースを知るなり私たちは崩れ落ちた。
これから楽しみにしていた全てのことが、一斉になくなってしまったみたいだった。何よりも、宮舘くん自身の健康が脅かされようとしていること、痛い思いや苦しい思いをするかもしれないこと、想像つかないくらい悔しいであろうこと、もしも周りに一人でも心の弱い人がいたならば責められてしまう可能性すらあるということ、そういった全部のことにありえないくらい胸が痛んだ。この痛みの強さは、私の宮舘くんへの愛の強さなんだ、と思うと、私はいつの間にかこんなに宮舘くんのことを好きになっていたのか、と少し驚いた。
こんなに好きになるとは、初めの頃は思っていなかった。いつから宮舘くんのかわいいお姿を拝見して元気をもらうことを、こんなにあてにして生きていたんだろう。
にわか者ながら、宮舘くんがとんでもなく真面目でストイックな人だということも知っていたので、尚更に苦しかった。
感染症予防に人一倍気をつかって他人を家に入れないようにしたり、外食をしないで自宅でお料理をなさったり、メンバーと食事に行くことさえも我慢して、その上素敵なおうち時間の過ごし方をyoutubeやweiboなどで発信して。
当時のことは実際には見ていないので詳しく知っているわけではないけれど、昔インフルエンザにかかってステージに立てなかったことを悔しく思ってそれから10年間風邪の一つも引いたことがなかったらしい。
そして、それらの情報を知る前からだってわかってしまうほど、宮舘くんのパフォーマンスには努力と愛と誠実さがひしひしと現れていた。
ステージに立つということに全てをかけている人だ、と思った。
もしもSnow Manのダンス動画やMVなどを見たことがある人で、このことにピンときていない人がいたら今一度宮舘くんに注目して動画を最初から最後まで見て欲しい。佐久間くんや岩本くんのようにパッと目を引くような目立ち方をするスタイルのダンスではないけれど、よく見ていると信じられないほど上手い。体幹にブレがなく、指の先にまで気持ちが乗っていて、一つ一つの動作の接続が滑らかすぎて素人目にはどこに関節があるのか、どこでリズムをとっているのかがわからなくなるほどにしなやかで美しい。こんな風に踊れる人がジャニーズにいたなんて今でも信じられないくらい、宮舘くんの踊りは群を抜いていると思う。
…と、話が逸れてしまったけれど、とにかく宮舘くんほどの人が感染してしまうということは、よっぽど誰がなっても仕方がないということなんだろうな。と思った。東京の感染者数はそのころも連日1000人をゆうに超え、統計上も本当に誰がいつなってもおかしくない状況だった。
もちろん年末年始にかわいい宮舘くんと大好きなSnow Manさんが見られないことは残念だけれど、それだけだったらまだよかった。感染症なんてもう運次第なのだから、またゆっくり休んでぷりっと元気になった2021年のSnow Manさんを全力で応援できる日を待つしかない。
しかし、この世界というのは私たちお気楽なオタクが考えるよりも何倍もクソだったようで、数日たった頃、いつも嘘ばっかり書いているクソみたいな週刊誌がどこからどう見ても嘘しか書いていないクソ記事を、大好きな人の名前を載せて発表した。
それは口にするのも憚られる内容なので割愛するけれど、とにかく、これまでジュニア時代含めて15年以上ものあいだ悪い噂一つも出すことなくひたむきに頑張ってきた一人の最高なアイドルの尊厳を大いに傷つけるものだった。私たちファンは、どこからどう読んでも100億パーセントガセだろうと当たり前にわかることはできたけれど、彼のことをよく知らない人たちからしたら何を材料に真実を推測していいのかわからないのが当然で、嫌な言葉と一緒に彼の名前が、彼をよく知らない人たちの目に触れてしまったかと思うとやるせなさは計り知れない。
後日記事が全くのでっち上げだったことがクソ週刊誌の謝罪によって明らかになったが、私たちは初めから信じていたのでただただ一度でも誤解が広がってしまったことに苦しい思いをするのみだった。
何一つ悪いことなどしていない宮舘くんが、どうしてこんな状況に追い込まれなければいけないんだろう、と苦しい思いをするほどに、私はこんなにも宮舘くんが好きなのか……とひしひしと思い知ったのも事実で、たまらず私はとにかく宮舘くんにお金を払いたくなった。宮舘くんの苦しみは自分の苦しみになればいい、と思ってしまうほどに、私の心に入り込んでいてくれたことが嬉しかった。
私は泣きながらアイランドストアWebショップで宮舘くんの写真とアクリルスタンドを大量に書い、それから3rdシングルのGrandeurをたくさん予約し、カレンダーも予約した。非オタの伴侶にバレるといささか説明が面倒なものの、そんなものはもう気にしていられない。悲しみも愛も全部金に変えて突っ込むのがオタクのすべき唯一のことだった。
そんなふうに、とても大変な思いをしたSnow Manさん及び宮舘くんは、先週1月9日から全員揃って元気に活動を再開した。宮舘くんは少しだけ髪が伸び、心なしかお痩せになられていたものの、あの笑うとお口がハート型になるかわいい笑顔も、美しいお声も健在だ。FC会員限定の動画で宮舘くんの「ただいま」を聞けた時には、画面の前ででっかい声で「おかえり!」と言ってから、少しの間泣くのを堪えた。
変わらず優しく明るい態度で周りを守ってくれているメンバーの皆さんがとても心強く、宮舘くんは本当にいいグループに所属しているんだな、と思った。
・何があっても宮舘涼太
そして今日、なぜ私がこのブログを書いているのかというと、さっきまで見ていたCDTVライブ!ライブ!のSnow Manさんのパフォーマンスを見て、もう一度改めて、宮舘涼太くんという一人のアイドルに心をすっかり盗まれてしまったからだった。
先日放送された別の歌番組では、収録に宮舘くんの復帰が間に合わず、8人でのパフォーマンスだった。宮舘くんのいるはずのポジションはあけられたまま、うまく立ち位置を微調整して行われたパフォーマンスは、とても素敵だったけれど、くっきりと寂しさの残るものだった。
私も当然とても寂しく、だけれどどこか不思議な幸福感に包まれていた。宮舘くんのいないパフォーマンスがちゃんと「何か足りない」と感じられるものだったこと、ダンスも歌も、数人で歌うパートさえも何かが足りていないことが素人の耳でもよくわかったこと、そしてここに宮舘くんが加わったものを見られる日をとても楽しみだと感じたこと。その全てが、私にとっての宮舘くんという一人のアイドルの存在の大切さを物語っているようだった。
こんなに豪華でかっこいいパフォーマンスを見てもなお、寂しいと強く思えるほどに、私の胸に寂しさをくれてありがとう。と思った。
そして迎えた1月19日のCDTV2時間スペシャル。番組冒頭でデビュー曲のD.D.を披露するやいなや、華麗に舞う宮舘くんに釘付けになった。
決して目立つ立ち位置ではないのに、そのあまりのダンスの鮮やかさ、ぶれなさ、動き一つ一つの軽やかさによって一瞬で今宮舘くんがどこにいるのかわかる。
パワーショルダーのひらひらとした白いシャツにベストを合わせて、パンツはギンギラギンに光っている。奇抜な服装を着こなせてしまうスタイルの良さも本当にすごい。
今日は、宮舘くんが歌い踊る姿を私たちがリアルタイムで感じることのできる、久しぶりの日なのだ。宮舘くんを愛するものたちはみんな画面にかじりつくように見ていただろうと思う。私も他の何もかもを忘れて画面を凝視していた。そうしていると、少しカメラに抜かれるたびに、宮舘くんがにわかに微笑んだり、指先まで神経の通った美しい動きで妖艶に手招きをしたりするのだった。
他のメンバーがメインでカメラに抜かれている時に端に映り込む時でさえも、カメラを見つめていた。私が宮舘くんを見つめているのを知っているみたいだ、と思った。
そのあとは1月20日発売の3rdシングルである「Grandeur」をフルで披露。8人の時すっぽりと空いていたど真ん中のスペースに、宮舘王国の国王が君臨する。グランドール、は「高貴」という意味だ。誰よりも気高い宮舘くんがこの曲に出会ってまさに気高さの化身かのように踊ってくれることに感謝の念が湧き出てくる。
どこの立ち位置にいても、自分の歌割り以外のターンでも、ずっと主人公みたいに見えた。世界がこの人のためにあるんだとしても納得してしまうくらい、魂のセンターステージで踊っていた。
こちらの曲でもファンサを怠らず、大前提としてダンスも歌も100億点あげても足りないくらいの完璧さで仕上げておきながら、カメラには「愛してるよ」とでも言うように、愛が目でちゃんと伝わってしまうように、完璧な微笑を向けてくれていた。
歌って踊って画面のこちらにいる私たちファンに愛を伝えている時の宮舘くんは、心の底から幸せそうに見えた。
この人は、ステージに立つことが本当に好きなんだ、と思った。
そんなことずっと知っていたつもりだったけれど、しみじみとそう思わせるほど、幸福の中を舞い踊っているように見えた。
あんなに大変なことがいくつもあったのに、この人は、私たちに愛されていることを心から信じていて、そして相思相愛を前提に愛を投げ返してくれているというのだ。
不安や迷いなく、見ている人へ愛を与える宮舘くんを見ていて、私は本当に痺れてしまった。アイドルって、こういう人のことを言うんだ。と思った。
愛されていることを信じられる人。
怖がらずに愛を投げかけられる人。
そして、いくらだって愛させてくれる人。
あの辛い年末年始に痛いほど思い知った宮舘くんへの名前のつかない愛情を、このCDTVのパフォーマンスで実感として認識した気がした。
そう思うと、これからだってどんなことがあっても大丈夫な気がした。
そして、宮舘くんが大好きなアイドルというお仕事を、納得のいく形でなるべくずっと、気が済むまでなんの心配もなく続けられるように、私たちファンにできることがあるのだとしたら、なんだってしたいと思った。
数えきれないくらいの喜びをもらっている。なんって言ったって、【宮舘涼太=とってもかわいい】なので、生きてそこにいてくれるだけで私は助けられてしまっているのだ。
宮舘くんの可愛さに癒されて、カッコよさにときめいて、優しさに胸をじんわりと温められる。
私たちを虜にしようとわざわざ選んでくれる独特なワードセンスに愛を感じ、私服で動画などにお出になられる際のお召し物の選び方一つにさえ愛情と情熱が行き届いている。ああ、宮舘くんは私たちが見る動画に出るために、このお洒落なシャツとジャケット、この綺麗なシルエットのパンツ、そしてこのエレガントなデザインのお靴をお選びになったのか……。と思うと、その愛情だけで胸が満ち足りて心底幸福な気持ちになる。宮舘くんは、私たちが宮舘くんのお洋服のコーディネート一つでこんなに幸せになっているのだということ、わかっているのだろうか。わかるまでずっと、好きでいたいなと思う。それまでと言わず、宮舘くんという素晴らしい一人のアイドルが、出会うべきなるべく多くの人と出会えるように、微力ながら応援させていただきたい。いつか生身の宮舘くんがステージに立っているところを拝見したいし、そのまたいつか、大河ドラマに出演する姿だって見届けたいと思う。
宮舘くん、いつも私に幸せと愛をありがとう。
あなたは最高のアイドルです。もう知ってると思うけど。